美しい冬。北海道から
新しい年を迎えた北海道は、美しい雪景色。流氷が漂う知床の海、結氷に輝く摩周湖、雄大な大雪山系、青と白が織り成す情景。旅する気分で眺めていただける冬の絶景をご紹介いたします。
自然の風景地。日本の国立公園
四季折々に変化する美しい自然。北海道には、素晴らしい景色に出逢える場所が数多くありますが、なかでも6つの国立公園は、日本を代表する風景地として知られています。
日本最北端の国立公園・利尻礼文サロベツ、世界自然遺産にも登録されている知床、日本最大のカルデラ地帯である阿寒摩周、タンチョウをはじめ多くの動植物が生息する釧路湿原、北海道の屋根と称される大雪山、火山と碧い湖の支笏洞爺。豊かな自然に恵まれた北海道ならではの絶景は、訪れる人に息を呑むほどの感動を与えてくれます。
新しい生活様式で迎えるはじめての冬。家で過ごす時間が多い今は、オンラインで旅気分を。環境省のホームぺージ「日本の国立公園」には、北海道から沖縄まで34箇所の国立公園が詳しく紹介されています。地図をクリックすると各地の写真が鮮やかに。あらためて日本の美しさを実感できるコンテンツです。
写真/上)雪の摩周湖 ・左)知床の海。朝の流氷と斜里岳
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阿寒摩周国立公園│雪の摩周湖
阿寒・屈斜路・摩周からなる日本最大のカルデラ地形。火山、湖、深い森の素晴らしい景観が広がります。マリモが生育する阿寒湖、世界有数の透明度を誇る摩周湖など、見所が多い北海道で最も歴史のある公園のひとつです。
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支笏洞爺国立公園│支笏湖 青の時
札幌から車で約90分。支笏湖、洞爺湖の二大カルデラ湖、羊蹄山、有珠山、樽前山などの火山があり、活発な火山活動を見ることができます。冬も凍らない北限の不凍湖である支笏湖は、時と共に変化する青の情景が美しい湖です。
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大雪山国立公園│大雪山ブルーアワー
北海道の屋根といわれる大雪山は、日本一大きな国立公園。大雪山はひとつの山ではなく、北大雪、表大雪、東大雪、十勝連峰の山々の総称です。北海道最高峰の旭岳、十勝岳などの火山群をはじめ、雄大な自然を感じる場所です。
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釧路湿原国立公園│雪とタンチョウ
日本最大の湿原である釧路湿原は、多くの動植物の貴重な生息地。四季折々の手付かずの自然とふれあうことができます。冬は、国の特別天然記念物のタンチョウが集まる季節。白い雪に舞うタンチョウは、釧路湿原の風物詩です。
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知床国立公園│知床沖の流氷
世界自然遺産に登録されている知床国立公園は、険しく雄大な景観、ヒグマやシャチ、オジロワシ、シマフクロウなど、野生生物の豊かさが特徴です。冬は、海を埋めつくす流氷と自然が織り成す絶景に出逢うことができます。
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利尻礼文サロベツ国立公園│利尻島 雪のオタトマリ沼
日本最北端の国立公園。利尻富士とも呼ばれる利尻山、レブンアツモリソウなどの希少な高山植物が咲き誇る礼文島、日本最大級の高層湿原サロベツ原野、稚咲内砂丘林など、変化に富んだ景観が特徴です。